今年も寒い冬が来るので窓の話をします。
寒い室内の窓(アルミサッシ&単板ガラスの組み合わせ)は、せっかく電気代を使って温めた熱の約50%が窓から逃げて行きます。
電気料金が高騰する日々の暮らしでエネルギーロスをするのはもったいない!!
っと言うことで、室内の温熱環境を左右する窓についてご紹介したいと思います。
ちなみに昨年2021年12月の窓の話は、『窓の性能値と種類について』でした。
人気記事ランキングでのランクインする記事です↓
記事の見出し
・サッシ、窓の歴史
・なぜ高性能な窓が必要なの??
・窓の性能値について
・枠の性能、Uf値について
・ガラスの性能、Ug値について
・気密と耐風性能について
・窓の性能比較のまとめ
・世界トップランナーの窓と日本で販売中の窓のUw値を比較
少し専門的な内容になるので、家づくり、リフォーム、住み替えを考えはじめた方でも分かる『窓の話 2022』を解説します。
冒頭でご説明したとおり。寒い家の窓は、アルミサッシ単板ガラスです。
アルミサッシ単板ガラスと樹脂サッシペアガラスの比較をサーモカメラで見ると青から濃い青が多い事が分かります。これは表面温度が低いということになります。
アルミサッシ単板ガラスの窓の表面温度が低いことで起きる現象が2つあります。
①窓の結露
結露は、空気中の水蒸気が水に戻って現れる状態をいいます。湿度が高い空気は、水蒸気(水分)を多く含む事ができ、その空気が冷たい窓ガラスやアルミサッシに触れることで起きるのが窓の結露になります。
窓の結露は、熱が伝わりすいアルミサッシや単板ガラスに起こります。樹脂枠サッシや木製枠サッシ、複層ガラスなど熱が伝わりにくい(熱伝導率が低い)ければ結露を予防することができます。
②コールドドラフト
コールドドラフトは、主に冬季、暖かい室内の空気が冷たい窓ガラスに触れて冷やされ、床面に下降する現象で、冷気は窓に沿うように床に向かって動きます。そしてこれが「足元が冷える」原因になります。
どんな窓がいいの??
オススメは気密性能が高く、熱貫流率(Uw値)が低い窓です。
しかし・・・冷たい外気に触れるのは、窓だけではありません。
窓だけ、熱貫流率(Uw値)が高いと他の場所で、結露を起こす可能があります。
例えば、玄関戸で普段見える場所であればいいのですが。見えにくい床下や外壁に面した壁内部でも結露は起こります。
なので、
窓の性能と合わせて外皮性能(UA値)の値を確認しながら部材を選んでいく必要があります。
実際に、言葉では説明しにくいので寒い日に加茂モデルハウスで測定した2022年1月6日公開の記事をご参考下さい↓
記事URLリンク↓
https://www.nacca-design.com/20220106-log/
また、今よりもっと寒くなる12月や1月には、『サーモカメラで表面温度を測ってみよう!!』イベントを開催しようと思います。
そんな先まで待てない!!という方には、11月26日27日のオープンハウスで見て、聞いて、体感していただくことも可能です。
11月26.27日オープンハウスイベント情報URLリンク↓
https://www.nacca-design.com/event-2022112627
窓に関する記事
『UNILUX(ユニルクス)社のご紹介』URLリンク↓
https://www.nacca-design.com/log-unilux/
『解説!!窓の性能値と種類について』URLリンク↓
https://www.nacca-design.com/window-sash2021/
『こらからの日本の窓の断熱性能』URLリンク↓
https://www.nacca-design.com/ecohouse-20220325/
『窓のリフォーム方法を解説』URLリンク↓
https://www.nacca-design.com/log-20220415/
『窓リフォーム施工例のご紹介』URLリンク↓
https://www.nacca-design.com/log-20220603/