最近多いMiele食洗機にまつわる質問について書きます。
リンス剤がなくなったのでそのまま食洗機を使用しても大丈夫でしょうか??
答え
そのまま使用しても大丈夫です。
ただし食洗機庫内、洗浄後の食器に水滴あとがつきやすくなります。
その理由は・・・
リンス剤は水の表面張力を下げることで、水滴が丸くならずに平に広がる効果があるため、食器の表面に付着した水分が蒸発しやすくなり、乾燥を促進します。
って短いブログになるのですがせっかくなので、乾燥のしくみについて下記していきます。
食器乾燥の方式について
国内で普及している食器乾燥機や食器洗乾燥機は温風乾燥方式になります。
こちらは温風を庫内の食器にあてて乾かす方式です。
海外の食洗機に多い乾燥方式は余熱乾燥方式になります。
Mieleの食洗機もこちらの方式になります。
Miele食洗機の余熱乾燥方式による乾燥のしくみは最後のすすぎを高温水で行います。
高温水ですすがれ、温まった食器から発生する蒸気が、庫内のステンレス壁面に触れ、結露し水滴になります。
結露した水滴は排水管へと流れていきます。
余熱乾燥方式は食器とステンレス壁面の温度差を作り出すことによって食器は乾燥されていきます。
これからしくみで消費電力の省エネルギー性能と温風乾燥を行わないので食器を傷める事が少なく配慮されたシステムプログラムになります。
余熱乾燥にも弱点がある
①食器が少ないと乾燥が悪くなります。
食器に蓄熱して乾燥させるしくみため、食器が少ないと熱量が不足して乾燥しなことがあります。
②食器洗い機周囲の温度が高いと乾燥が悪くなリます。
例えば食洗機の周囲にビルトインのオーブンがあるなど、食洗機の周辺が温度と庫内壁が冷めにいのでうまく乾燥しないことがあります。
③プラスチック製品は乾燥しにくいです。
樹脂製品は熱伝導率が低く、蓄熱しにくい(熱持ちが悪い)ので、あまり熱くならないので余熱乾燥のしくみ自体が成り立たないのです。
まとめ食洗機のリンス剤の役割
リンス剤をセットせずに余熱乾燥方式の食洗機を運転すると、洗い上がりの器の水滴、水滴あとが多いです。
リンス剤をセット投入することで、リンス剤が器についた水の表面張力を下げ、水滴が丸くならずに平に広がる効果があるため、食器の表面に付着した水分が蒸発しやすくなり、乾燥を促進します。
ということでリンス剤についてのブログでした。
ご参考下さい。