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快適に暮らす為に住居の地域区分を知る

快適に暮らす為には、地域の気候特性を知る必要があります。

昨日(2021年12月17日~18日)の寒波時の12月18日朝に福山市内の2カ所でほぼ同じ時刻に撮影した画像をまずはご覧ください。

 

 

この画像は、ナッカデザインがある福山市神辺町を中心に半径10㎞以内にあるスタッフの自宅で撮影された画像です。

福山市北部の地域は、福山市と神石高原町との境付近で、地域区分が4地域。福山市東部の地域は、福山市と笠岡市との境付近で、地域区分が6地域です。

 

 

4・6地域の地域区分とは??

『地域区分』=『省エネ地域区分/断熱地域区分』を言います。日本の市区町村ごとで、1地域から8地域まで8つの区分に分けられています。

 

 

 

数字が小さい地域区分は、冬場に寒くなる地域で、断熱性能を強化して暖房効率を良くする必要がある地域です。

日照条件、気候特性を色分けし、見える化したものです。

 

この地域区分を用いいて、省エネ住宅に必要な外皮性能(断熱性能)のUA値を指標にして、断熱材の設計をしていきます。

ちなみに世界でも地域の気候特性を表した図もあります。

 

 

 

住居の地域区分を調べる

地域区分は、都道府県を大カテゴリーに表記し、市区町村単位でさらに細かく小カテゴリーで分けられています。

 

【大カテゴリー:都道府県】

 

【小カテゴリー:市区町村】

小カテゴリーは、都道府県の地域区分で、例外になる市区町村になります。

下部省エネ基準地域区分詳細が小カテゴリーの一覧表になります。

 

例えば・・・
大カテゴリの表で、広島県は地域区分6に該当します

しかし、小カテゴリーでは、

廿日市市の旧志和村は地域区分3。

庄原市の旧総領町、旧西城町、旧東城町、旧口和町、旧比和町。安芸太田町。世羅町。神石高原町は地域区分4になります。
※下部小カテゴリーの一覧表のアンダーライン箇所参照。

気象庁のデータをベースに分けられた地域区分ですが・・・ごくまれに同じ福山市内でも、神石高原町の境にある福山市北部の地域になると冬場は寒い地域になるのです。

そのため、夏期のエアコンや日射遮蔽より冬期の暖房と日射取得に重点をおいた断熱・窓選び・暖房計画が重要になるのです。

↓2021年12月18日朝の福山市北部の山中の様子

 

快適に暮らすため住宅の設計には、地域の気候特性を理解し、省エネ性能が高くなる設計や住宅設備がこれからの次世代に必要な省エネ住宅、エコハウスになります。

12月24日のブログでは、エコハウスに必要な要素の一つ『窓について』新たな記事(めっちゃ長いやつ)を準備しています。

是非こちらも読んで頂けると幸いです。