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家づくりの色々な単位

日々の暮らしの中で様々な単位があります。

家づくりや住まい探しの際によく目にする単位や換算する計算式を紹介していきたいと思います。

 

 

長さの単位

家づくりで間取りを考える際に出てくるのが、尺貫法による長さの単位「寸(すん)」や「尺(しゃく)」、「間(けん)」です。

わかりやすく現代のメートル法にすると下記の長さになります

 

1寸=3.03cm (30.3mm)

1尺=30.3cm (303mm)

1間=181.8cm(1818mm)


1寸といえば・・・昔ばなしの『1寸法師』。

比喩を使って小さい人のサイズ感のイメージを伝えた代表的なお話です。



尺で身近な物でいうと、30センチの『ものさし』

金属製やプラスチック製など様々あります。

筆者の小学生の頃、竹尺ものさしをランドセルに挿して登校していました。

 

間で身近な物は、畳です。
畳の長手の長さを

『一間(いっけん)』

 

短手の長さを

『半間(はんけん)』と言います。

床の広さを表す単位

床広さを表す単位として3つ存在しています。

メートル法を使った 平米(㎡)。

畳の枚数で表現する帖数坪数があります。

 

 

畳2枚(2帖)は、1坪になります。

 

ここで大切なポイントが・・・

畳の規格サイズ(間の基準)が異なり、帖数で広さのイメージを共有しにくい場合があります。

 

その理由は、

「間」は明治時代に度量衡法で1間=6尺と定められましたが、本来は建物の柱と柱の間隔を表す柱間のことで、長さの単位ではありませんでした。そのため地域よって『間』の長さがことなります。

例えば、代表的な京間、中京間、江戸間の場合。

 

京間(きょうま)は、955モジュール。

畳1枚のサイズ:3尺1寸5分×6尺3寸(955mm×1910mm)

 

中京間(ちゅうきょうま)は、910モジュール

畳1枚のサイズ:3尺×6尺(910mm×1820mm)

 

江戸間(えどま)・関東間(かんとうま)は、880モジュール

畳1枚のサイズ:2尺9寸×5尺8寸(880mm×1760mm)

 

になります。

 

モジュールとは??

 

モジュールは、設計の基準となる正方形(グリッド)の一辺の長さを表します。

このモジュールが基準となって柱と柱の基準距離が決まります。

 

 

ナッカデザインが『910モジュール』の理由は、日本の住宅建材の規格サイズ、3尺×6尺(910mm×1820mm)が多く流通し、尺(303mm)モジュールがベースになっているため、アフターメンテナンスなどの事も考慮して910モジュールが標準仕様です。

 

近年は多様化した暮らしに合わせて、ハウスメーカーなどを中心に「1m」を基準とする「メーターモジュール」の用いる住宅も増えてきています。

このモジュールについては、設計会社、ハウスメーカー、工務店によって異なります。

 

本日のまとめ


住まいの広さを把握する際は、目安となるモジュールを確認しましょう。

 

ナッカデザインが標準としている910モジュールでの換算式は、下記の画像を参照ください。