今日は断熱性能の違い夏バージョンで書きたいと思います。
夏場の午前中におこりやすい断熱性能の違いをイメージ図を使って解説します。
右図:低い断熱性能の家。 左図:高い断熱性能の家。
室温は同じ26度なのに体感温度が暑く感じる理由の一つに、周囲の表面温度が関係してきます。
夏場の室内は外気温によってあたたまった外壁や屋根は熱を放射します。
その輻射熱によって壁や天井の温度が上がり、暑く感じることでエアコンのスイッチを押すタイミングになります。
断熱性能が高い建物だと、断熱材によって熱伝導がゆっくりになり、表面温度の上昇が軽減されます。
こんな経験はないでしょうか??
エアコンを可動しているがなかなか快適に感じられない
その体感には室内上部と室内下部におこる温度差が原因の一つとしてあげられます。
このような場合の解決策の一つとしてサーキュレータで下部にたまっている冷気を拡散する方法があります。
6月20日に事務所内でエアコンの冷気がたまる箇所へサーキュレーターを置き冷気を拡散する前と後の様子をサーモカメラで撮影しました。
↓
静止画になるのですが、
◯の温度計測ポイント付近にサーキュレーターの風を向けたところ、窓右下付近赤丸箇所に冷気と風があたり冷えたことがサーモカメラで把握できます。
これは何をしているかと言うと
足元にたまった冷気を輻射熱を出す箇所(室温より暖かい壁や天井、窓)に送ることで表面温度を下げて体感温度を低く感じることが出来る効果があります。
エアコンの風量調整、設定温度を下げる前に是非やって頂きたい夏の輻射熱対策です☆