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今後の省エネ基準と断熱性能等級について#08

『なぜ高性能な家が増えてきているの??』シリーズが『Eoc HOUSE&Eco LIFE』へとシリーズタイトル変更し、時事の情報発信(エコハウスに関連するNEWSトピックス)とエコハウスやエコライフについて記事を毎月書いています。

今回は、省エネ断熱性能、省エネに関する情報について紹介させていただきます。

 

COP26

今週は、COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)がイギリスのグラスゴーで開催されました。

『COP』とは、Conference of the Parties(国連気候変動枠組条約締約国会議)の略で、略あとの数字は、会議の開催数を意味します。

 

COPは、条約や議定書に対して、条約締約国(196か国及び欧州連合)国連及ぶ関連組織・機関が行う最終的な確認や同意をする会議です。

国連の「気候変動枠組条約」に参加国が集まり、主に地球温暖化問題で起こる環境問題などが話し合われています。地球温暖化の原因となっている二酸化炭素など「温室効果ガス」の排出量削減に向けた国際ルールの取り決めが重要視されています。

 

 国際的に温室効果ガスの削減に向けたアクションは、私たちの生活や暮らしにも大きく関係してきます。

例えば、1997年に開催され京都で開催された地球温暖化防止京都会議(COP3)以降で変わった私達の暮らしは様々あります。

 

【温室効果ガス削減に向けたアクションで変わった暮らし】

・クールビズ、ウォームビズ 2005年~

・統一省エネラベル(家電機器)2006年10月~

・エコカー減税 2009年~

・LED電球の販売開始 2009年10月~

・電力使用量の見える化 2014年4月~

・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)制度 2015年~

・レジ袋有料化 2020年7月1日~

 

今後のCOP開催ごとに、温室効果ガス削減に向けた暮らしの変化がまだまだありそうです。

 

 

 

今後の省エネ基準と断熱性能等級について

建築分野の変化では、国土交通省、経済産業省、環境省でも合同会議が開催される「脱炭素社会に向けた住宅・建築物における省エネ対策等のあり方・進め方」の具体的な取組みで2021年8月に公表され、2025年度に省エネ基準適合義務化する見通しを発表しています。

 

11月4日には、戸建住宅の断熱等級設定について、現行制度では等級4が最上位だが、ZEH水準に当たる断熱等級5とし、さらに上位の等級6(HEAT20のG2相当)と等級7(HEAT20のG3相当)を新設する公示案、省令案が話し合われました。

 

 

 

 

先行して新築の支援措置では、2022年度には地域型住宅グリーン化事業・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)などの補助制度において、2023年度にはフラット35Sにおいて省エネ基準への適合を要件化する方針が示されました。

 

 

 

国が進めていくロードマップでは

2030年に目指すべき住宅・建築物として、「新築される住宅・建築物についてZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能が確保され、新築戸建住宅の6割に太陽光発電設備が導入されている」との目標を提示し、

 

 

2050年には、「ストック平均でZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能が確保され、導入が合理的な住宅・建築物において太陽光発電設備などの再生可能エネルギーの導入が一般的となる」ことを目指しています。

 

今後の流れでは、告示案、省令案について検討され、その後パブリックコメントを経て、2022年1月に社会資本整備審議会建築分科会建築環境部会へ報告し、3月の公布をされる予定です。

 

 

 

ナッカデザインでは、次世代を見据えエコハウスとして2016年から、国が推奨する基準の水準以上のHEAT20 G3(断熱等級7)の家づくりにも取り組み、情報発信をしてまいりました。

 

次世代エコハウスへの今後取り組み

ナッカデザインの考えるエコハウスへの今後取り組みは・・・

・新築住宅省エネ性能の知識の普及活動

・既存住宅省エネ性能の向上

・省エネ性能の向上に向けた住まいの勉強会・見学会の開催

・省エネ住宅(エコハウス)についての情報発信

・省エネ性能が高い家のオープンハウス開催

 

などを実施しながら

住まいてが健康で快適な住まいづくりのサポートと省エネ性能が高い住まいを通じての社会貢献を目指しています。

 

今後も文章が多いエコハウスのコンテンツ記事ですが、読んで頂き共感していただければ、記事のシェア、ブログ引用して頂けると幸いです。