梅雨が明け、やってくる真夏に向けて、どのご家庭でも出来る日射熱対策についてお伝えしたいと思います。
夏は窓からの日射熱によって室温が上昇しやすくなります。
室温を上げない為にも、日射遮蔽部材の設置位置と日射熱のカット目安です
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左側から
・庇がなく遮熱タイプの窓の性能だけでも日射熱を約50%はカットできます。しかし、窓辺の床材等に熱が蓄熱され、室内へ輻射され室温をあげてしまいます。
・同じく、庇がない。室内側に取り付ける、カーテンやブラインドや紙障子等も、日射熱を室内の窓辺で約60~70%カットしますが、カーテンやブラインドに蓄熱し、室内に輻射され室温をあげてしまいます。
※熱移動の参考画像と解説を下記します。
①では、木の上に手を置き、木を体温で温めています。赤い温度を表す手以外の周辺は青く大体、表面温度が25℃位です
②では、木から手を離しました。木が手の甲のカタチで赤く蓄熱し、①で青かった部分へ熱移動をしています。
③では、手を離して約1分後の輻射の様子です。体温から木へ熱が移動し、木から空気へ輻射され室温が上がります。
窓辺では手のかわりに太陽光が熱源となって、室内の壁や床等の表面温度を上げています。
一番効果的な日射による室温上昇の対策は・・・
屋外に設置する『外付けブラインド』や『スタイルシェード』や『すだれ』は、日射熱を屋外側で80%以上カットし、熱源となる太陽光を室内に入れない事が屋内での暑さ対策です。
日射熱の対策をすることで、室温の上昇を抑えること、エアコンの省エネ対策にもなります。
梅雨が明けたら、夏の暑さ対策の参考にしてください。