· 

住まいてファーストのエコハウス #03

先月から『なぜ高性能な家が増えてきているの??』シリーズが『Eoc HOUSE&Eco LIFE』へとシリーズタイトル変更し、

時事の情報発信(エコハウスに関連するNEWSトピックス)とエコハウスについて記事を毎月書いています。

今月のエコハウスに関連するNEWSトピックス


【テレビジョン受信機の新しい省エネ基準を策定しました】

 

経済産業省HPより

https://www.meti.go.jp/press/2021/05/20210514002/20210514002.html

 

→テレビの省エネ性能が今後更に省エネになります。

 

 

 

本題!!

 

住まいてファーストのエコハウス #03


エコハウスを始めるきっかけ

雑談&過去のお話になるのですが・・・

2021年4月以降から省エネ性能の説明義務制度がスタートして、家づくりする上では欠かせない要素になっています。

ナッカデザインでは2015年からエコハウスの取り組みをスタートし、現在にいたります。

 

エコハウスへの取り組みのきっかけは、うちの社長の体験談にあったのです。

詳しくはこちらのブログをご覧ください↓

 

うちの代表が・・・

家づくりに携わるなら、夏涼しく、冬暖かい家をご提案することで、住まいてがより健康で快適な暮らしが出来て、家計と地球環境にもやさしい家を備後地域で提案しよう!!がエコハウスのきっかけです。

それから5年…国の政策はもちろん、高気密・高断熱で省エネ性能の高い家(エコハウス)の認知度が高くなり需要が増えたことは私たちにとっても嬉しいことです。

 

4年前は、高気密・高断熱で省エネ性能の高い家(エコハウス)を施工している同業他社さんも少なく…高気密・高断熱で省エネ性能の高い家(エコハウス)の良さや仕組みを住まいてに伝えることが大変でした。

 

 

住宅省エネ性能を数値化

少しでも住宅省エネ性能の数値を分かりやすくするために、性能グレートを一覧にすることで共通言語が増えました。

その一つがこちら↓になります。

 

 

 

この共通言語である数値や性能グレート(G2、G3など)伝えて、グレートの家を見学会で体感してもらうことで、家づくりを検討されている方が求めている室内も温熱環境を私たちも把握することができるようになりました。

 

 

 

暑さ、寒さを感じかた

私たち人間は、深部体温を一定に保つために体内では、活動量に応じて代謝熱が発生します。全く体を動かさなくても、基礎代謝によりある程度の熱を放出します。

さらに、深部体温を一定に保つために夏暑いと感じたら汗をかくために放熱量を増やし、冬寒いと感じたら放熱量を減らしています。

こうした体温の変化を感じることで人は「暑い」「寒い」という感覚になります。

 

暑さ・寒さ・快適を感じる要因は、人体側で2要素と周辺環境側の4要素で決まります。

 

人体側⇒代謝量、着衣量

 

 

 

周辺環境側⇒温度(空気温度)、湿度、気流(気流速度)、周辺表面温度(平均放射温度)

※平均放射温度…床・壁・天井・窓などの周囲の表面温度を合計面積で平均した温度

これら6つの要素の中で任意の調整しにくい項目があります。

それは・・・

周辺表面温度(平均放射温度)になります。

 

 

たとえば、

代謝は、からだを動かす、安静にするなど運動量でコントロールが可能です。

着衣は、厚着をしたり、薄着をしたりコントロールが可能です。

温度は、暖冷房器具の使用したり、庇やすだれなどで日陰をつくることで日射を調節して温度コントロールが可能です。

湿度は、除加湿器の使用したり、室内に干した洗濯物など湿度コントロールが可能です。

気流は、扇風機の使用したり、窓を開けて通風するなどをすることでコントロールが可能です。

しかし、外皮性能が低い(断熱材が無い又は少ない)家だと外気と触れる箇所、壁・窓・床・天井すべての表面温度を調整することは安易ではありません。

例えば、屋根散水をしたり、すだれをしたり、壁面緑化をしたり、床暖房をしたり季節ごとの投資や管理が必要になってきます。

新築やリフォーム時に屋外と面する断熱材(外皮性能)を強化することで夏の輻射熱や冬の冷放射が軽減され、家の室内温熱環境がコントロールしやすくなります。

 

 

今回のまとめ

住まいてファーストのエコハウス

環境問題の取り組みや、需要が増えたコトでさまざまな高性能の規格住宅も増えてきました。

この記事でお伝えしたかったことは、住まいてによって暑さ寒さの体感がことなります。

家族内でも、暑がりの方、冷え性の方、自らの環境コントロール困難な在宅介護の方、赤ちゃん、ペットなど各々感じ方がことなります。

だからこそ見た目や間取りだけではなく、住宅性能と温熱環境、環境設備を知って頂き、住まいてが維持管理コントロールしやすいエコハウスかどうか体感して頂きたいと思っております。

ナッカデザインでは、現在真夏に向けてモデルハウスの温熱環境のデータ収集しております。是非そちらもチェックしてみてください。

 

【関連する過去の記事】

 

住宅性能の値

https://www.nacca-design.com/value-in-performance-20200424/

 

断熱性能の違いについて

https://www.nacca-design.com/insulation-log-20210201/

 

健康に過ごす為の換気と快適性を追求した換気のちがいについて

https://www.nacca-design.com/log-20210124/